会長挨拶


公益法人としての果たすべき役割


愛媛県作業療法士会
会長  三澤 一登


愛媛県作業療法士会は、昭和57年6月に会員数18名で発足し、平成18年6月現在では567名に達しました。その間、広く県民に対して良質で効率的な作業療法サービスを提供できるように努力してまいりました。主な活動としては、ニュースや会誌の発行・各種研修会の開催・各関係団体との連携を行ないながら事業を展開してきました。また、平成元年には、須賀善良学会長と小川惇実行委員長のもと第23回日本作業療法学会を四国で最初に担当しました。また、翌年より四国作業療法学会を愛媛県士会が担当し四県持ち回り開催で現在に至っています。

さらに、平成12年より将来のリハビリテーションを啓発する目的で県民や医療、福祉関係者だけでなく家族の方達を対象にした公開講座を開催した。また、愛媛県作業療法学会の開催や若い県士会員への卒後研修の機会を増やすべく各領域別の勉強会を開催し、新人教育プログラム等の実施と社会情勢と県士会の成熟度に合わせて活動をより活性化させてきました。

平成15年より公共性のある団体として、県民に対し作業療法を啓発し特性を生かした社会的役割と責任を持つとともに活動目的を明確にした社団法人愛媛県作業療法士会を設立したいとの思いで、その年の総会で満場一致の議決を得て、準備委員会を発足しました。

来年度には、25周年を迎える県士会にとって、この間に取り組んできた活動が評価され認められたものとして自負しております。その結果として、平成18年5月8日に愛媛県知事の設立許可のもと正式に社団法人愛媛県作業療法士会が発足し、新たな一歩を踏み出すことになりました。

作業療法の対象は、身体障害領域(脳血管障害・脊髄損傷・リュウマチ等)から、精神障害領域(統合失調症・そううつ病・ストレス等)・老年期障害領域(認知症等)・発達障害領域(肢体不自由児・学習障害児・知的障害児等)と幅広く、様々な障害を持った方達へ関わりを持つことが出来ます。また、活躍の場も、単に病院医療の現場だけでなく、老人保健・福祉施設や老人・精神科デイケアー・デイサービス・地域における保健事業・在宅訪問における福祉機器の選定や家屋改造等への助言等、超高齢者社会に向けてさらにその活躍が期待され、近年は予防、健康維持の分野へも広がりつつあります。

主たる業務内容も医療機関を中心としたリハビリテーションが確立され、急性期・回復期では、主に運動及び精神機能の回復にあたります。保健・福祉領域においては、維持期のリハビリテーションの確立に伴い、最も重要とされる日常生活の自立に向けての支援体制をどう実践していくのか、また、在宅・地域へと総合的な関わりが必要となり各領域における連携が重要とされております。また、障害者自立支援法・発達障害者支援法の施行等、社会保障制度と医療制度の改革が行なわれるなかで、作業療法の本質と重要性がまさに問われる時と認識しております。今後も、さらに愛媛県民の保健・医療、福祉の積極的な推進に寄与したいと考える次第であります。

最後に、設立準備にご協力・ご支援いただきました、関係・関連団体及び皆様に感謝いたしますとともにお礼を申し上げます。



バックナンバー


VOL.3 新年を迎えるにあたり

VOL.2 日本作業療法士協会理事就任にあたり

VOL.1 ホームページ開設にあたり





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